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実はとっくに解読されている万葉集最難読歌「莫囂圓隣」

万葉集最難読歌といわれる、巻1の9、額田王(ぬかたのおほきみ)の歌

莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣吾瀬子之射立為兼五可新

従来の解読では「吾瀬子」以下を「わがせこが いたたせりけむ いつかしがもと」と読み、それより上は解読放棄して、漢字のまま放置されているのが一般的です。

古来多くの人がさまざまな読み方を試みてきたものの、納得できるものはいまだ一つも現われておりません。

一つも?

実は20年ほど前に多分正解と思われる解読が発表されたのですが、それは日本語ではなく古代朝鮮語による解読であったために、一般的には誰も認めようとしていません。せめて数ある解読の試みの一つとしてぐらい取り上げればいいのに、それすらもされていません。

さて、李寧煕氏によればこの歌には表と裏の二重の読みがあるといいます。

表向きは斉明(さいめい)天皇への表敬、裏向きは中大兄皇子(後の天智天皇)、または大海人の皇子(後の天武天皇)とのセックスの対話ということです。


1. 表向きの意味

莫囂(めほる) 水郷(みずごおり)

圓隣之(どんぐりじ) 廻(めぐ)らせよ

大相七兄(くんさしえ) 大城(こにさし)に

爪謁氣(じょありげ) 拝謁(はいえつ)せよ

吾瀬(おら) 来たれ

子之(じゃっし) 城

射立為兼(そいっすに) 立ちにけりに

五可新(おがせ) 行き来せむ

(よろぼん) 幾度(いくたび)

水郷とは飛鳥の岡本宮のことのようです。

これを少し読みを変えることによって、まったく違う意味の歌が現われて来ます。

2. 裏向きの意味

莫囂(まげ) 麻具(まぐ、男性の性器)を

圓隣之(どんぐりじ) 廻(まわ)せよ

大相七兄(くんさちえ) 大股の

爪謁氣(じょっあるげ) 麻具を識らせよ

吾瀬(おら) 来たれ

子之(じゃっし) 麻具

射立為兼(そいっすに) 立ちにけりに

五可新(おがせ) 行き来せむ

(よろぼん) 幾度(いくたび)

唖然とするほど違う歌になってしまいます。

なぜこのような二重の歌を詠んだのかは、額田王と天智天皇、天武天皇との三角関係(?)が背後にあるようですが、詳しくは「もう一つの万葉集」第三章をご覧下さい。

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莫囂円隣之大相七兄爪謁気吾瀬子之射立為兼五可新何本
 (巻1・9)
莫囂円隣之大相七兄【(北斗七星)卑弥弓呼・軍王 大海人皇子】爪謁気
吾瀬子之射立為兼五可新【(カシオペア座・いかり星)有間皇子】何本 (巻1・9)
纏まりし兄星(北斗七星・卑弥弓呼・大海人皇子軍)爪弾け
我が背子は射立ち成しけん 五つ星(カシオペア座・有馬皇子)かも

 ☆
   ・☆         北極星(天帝)          
    ☆   (大倭国&日本国蘇我氏・秋)        ☆
     ☆      君臨者・額田王              ☆
   ☆                  ★           ★
    ☆ ☆                             ☆
                                   ☆

投稿: 銀河 秋彩 | 2017年5月21日 (日) 12時27分

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