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高市皇子の歌は済州語?

李寧煕氏の「日本語の真相」第九章によると、万葉集巻1の9、額田王の歌

莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣吾瀬子之射立為兼五可新

と並んで万葉集の中の最難読歌の一つと言われる、巻2の156、高市皇子(たけちのみこ)の歌

三諸之神之神須疑具耳矣自得見監乍共不寝夜叙多

は、全文済州島の言葉で書かれているらしい。

李寧煕氏によると「神之神」は「カシガ」と読んで「行かれるのですね」という意味になるということ。現在の済州島方言では「ガスガ」。1300年の間に「カシガ」が「ガスガ」になっただけでほとんど変化が見られない。済州島は孤立した島なので言葉もよく保存されているようなのである。

歌全体の古代朝鮮語(済州語)による解読は、

三諸之(ミモロシ)

神之神 (カシガ

須疑(スギ)

巳具耳(ペアグニ)

矣自(ウィジャ)

得見監乍(ドミガサ)

(キョオン)

不寝夜叙多(アニシヨソダ)

で、

お墓の土が涸いています

行かれるのですね、貴女は

すぐまたお遭いできるよう

お祈りしましょう

毒を飲ませ

とうとう

行かせてしまいました

という意味になるらしい。

詳しくは本書をご覧下さい。

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