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万葉集は古代朝鮮語で書かれている

久しぶりに「もう一つの万葉集」や「枕詞の秘密」「天武と持統」「日本語の真相」、および手持ちの「記紀・万葉の解読通信」30冊ほどを読み返してみたが、細部に疑問は多々あるものの、万葉集が古代朝鮮語(百済語、高句麗語、新羅語など)で書かれているという李寧煕(イ・ヨンヒ)氏の説は、基本的に正しいという思いを深めてしまう。

李寧煕説に対する反論でよく目にするのが、「資料が少ないため、古代朝鮮語はほとんどわかっていない。従って万葉集を古代朝鮮語で読むことはできない。」というものだが、万葉集が古代朝鮮語で書かれているならば、万葉集そのものが古代朝鮮語の、それも豊富な資料となるということを見逃している。

また、平安時代に最初に万葉集を解読した学者達(源順など)は多分当時(万葉集の歌が読まれたころより200年から400年も後)の「現代日本語」で解読したのだろうから、方法に問題があると批判されるべきではないだろうか?

もう少し柔軟に万葉集古代朝鮮語説について考えてみたらどうだろう?

一つ注目すべきことは、万葉集の従来の解読では「将見」とか「不相」などは、漢文でないにもかかわらず、「みむ」「あわず」などと漢文のように字の順序をひっくり返して読んでいるのに対し、李寧煕氏は一貫してこれらを語順どおり「マジャバ」「プルサン」などと読んでいる。このことは、私にとって李寧煕氏の解読を信用させる根拠の一つになっている。

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